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'16年全米サマー・シーズンの注目新作ドラマはこれだ! ー前編ー

↑「アウトキャスト」の主要キャスト陣

 

そろそろアメリカのテレビ界ではサマー・シーズンに突入します。昔はサマー・シーズンといえば、夏休みでテレビを見る人が激減してしまうため、もっぱら人気ドラマの再放送ばかりでしたけれど、今ではケーブル局を中心に春・夏・秋・冬と一年中、新作ドラマや新シーズンが放送されるようになりました。そこで今回は、’16年サマー・シーズンに始まる新作ドラマの中から注目の話題作12本を、前後編でご紹介しようと思います!

 

Outcast 邦題:アウトキャスト 放送開始日:6月3日(日本では6月4日)

 

まずは日本を含む全世界ほぼ同時に放送がスタートする「アウトキャスト」。「ウォーキング・デッド」の原作者ロバート・カークマンによる同名コミックの映像化で、カークマン自身がクリエイター/脚本/製作総指揮を務めている本格ホラーです。

今回のテーマはオカルト。幼い頃から不幸な目にばかり遭っている青年カイルが、妻子と別居して故郷の田舎町へ戻ってきたところから話が始まります。その頃、町では次々と悪魔憑き騒動が発生し、教会のアンダーソン牧師は密かに悪魔祓いを行っている。で、実はこの悪魔というのがカイルの過去に深く関係していたんですね。要は、すべての不幸の元凶が実は悪魔だったわけです。しかし、悪魔や超常現象の存在など頭から信じていないカイルは、長いことその現実から目を背けてきた。そんな彼がやがて動かしがたい真実を目の前に突きつけられ、悪魔と対峙していくことになる…というお話です。

 

実は筆者、2年ほど前からこの作品の取材をしておりまして、一昨年はロバート・カークマンに、昨年はキャスト陣と製作総指揮者クリス・ブラックにインタビューも行っております。ようやく放送が始まるということで、筆者としてもまさに感無量。一足先に本編も見せてもらいましたが、「今まで誰も見たことがないようなエクソシズムが描かれる」というカークマンのコメントも納得できるような、かなり重量級の作品に仕上がっています。普通の人々が普通じゃない状況に置かれる、というコンセプトは「ウォーキング・デッド」にも共通するかもしれません。また、悪魔の存在が登場人物たちの心の闇のメタファーにもなっていて、脚本は非常に濃密で奥が深い。もちろん、度肝を抜くようなショック・シーンや残酷シーンも随所に散りばめられており、中でも悪魔祓いシーンのバイオレンス描写はかなりハード。ほとんどアクション映画です。

 

なお、主人公カイルを演じているのは、キャメロン・クロウの名作「あの頃ペニー・レインと」(’00)で、キャメロンをモデルにした主人公ウィリアムを演じたパトリック・フュジット。最近では「ゴーン・ガール」(’14)にも出ていましたね。また、アンダーソン牧師役には傑作英国ドラマ「時空刑事1973 LIFE ON MARS」(‘06~’07)のジーン・ハント刑事役が素晴らしかった名優フィリップ・グレニスターが起用されているのも要注目。この2人の火花を散らすような大熱演は必見です。

 

ちなみに、昨年は取材後にプレミア・パーティにもゲストとして招待してもらったのですが、番組のキャストはもちろんのこと「ウォーキング・デッド」のスティーヴン・ユァンとか、「死霊のはらわた」シリーズのブルース・キャンベルとか、イーライ・ロス監督とか、会場にはコアな有名人がいっぱいで大興奮しました(笑)。

↓予告編

 

↓こちらで無料先行配信を行っているので、興味のある方は是非!5月31日までですよ!

http://tv.foxjapan.com/special-content/event/outcast_onlinevideo/

 

 

Guilt  放送開始日:6月13日

 

こちらは「プリティ・リトル・ライアーズ」や「フォスター家の事情」などを放送しているディズニー=ABC系列のケーブル局フリーフォーム(元ABCファミリー)でスタートする新作。ロンドンに留学中のアメリカ人女子学生が、ルームメート殺人事件に巻き込まれるというミステリーです。

 

クリエイターとして脚本を手掛けるのは、ドウェイン・ジョンソン主演のスポーツ・コメディ映画「ゲーム・プラン」(’07)の女性脚本家コンビ、ニコール・ミラードとキャスリン・プライス。ヒロインのグレース役はベテラン俳優アンソニー・ヘッド(「バフィー~恋する十字架~」)の娘デイジー・ヘッドが演じています。彼女は、同じくミラード&プライスのコンビが脚本を手掛けるディズニー配給の新作ファンタジー映画「Fallen」(‘16年9月全米公開予定)でも主要キャストに起用されている若手注目株。また、「タイタニック」(’97)などでお馴染みの濃厚強面俳優ビリー・ゼインも出演しています。予告編を見た印象だと、なんとなく「プリティ・リトル・ライアーズ」にも似た雰囲気のある、若い女性向けのスタイリッシュなミステリー・ドラマという感じですね。

↓予告編

 

 

BrainDead  放送開始日:6月13日

 

そして、同じく6月13日にネットワーク局CBSで始まるのがこちら。先ごろ惜しまれつつシリーズ終了した大ヒット・ドラマ「グッドワイフ」(‘09~’16)の生みの親、ロバート&ミシェル・キング夫妻が送り出す最新作です。

 

今度の舞台はワシントンD.C.の国会議事堂。新人スタッフとして採用された女性ローレルは、2つの衝撃的な真実を知ることになります。1つ目は国会が全く機能していないということ。そして2つ目は、国会議員や職員の大半が謎の地球外生物に脳みそを食われてしまっているということ!キング夫妻曰く、「ザ・ホワイトハウス」と「ストレイン」を掛け合わせた上で、ブラックな政治風刺を盛り込んだドラメディ(ドラマ×コメディ)に仕上げているのだとか。近頃のアメリカの政治が狂っているのは、そういうワケだったんですね(笑)。“BrainDead(脳死)”というタイトルも皮肉が効いている。これはなかなか奇想天外で面白そうです。

 

主人公ローレル役には、最新主演映画「10クローバーフィールド・レーン」(’16)の日本公開が控えているメアリー・エリザベス・ウィンステッド。「ダイ・ハード」シリーズのマクレーン刑事の娘役としてもお馴染みですが、その一方で「ファイナル・デッドコースター」(’06)や「遊星からの物体X ファーストコンタクト」(’11)などホラー映画のヒロイン役も多い彼女の起用は、確実に狙っていますよね。

そのほか、「西海岸捜査ファイル グレイスランド」(‘13~’15)のアーロン・トヴェイト、「コールドケース」(‘03~’10)のダニー・ピノ、そして「名探偵モンク」(‘02~’09)のトニー・シャルーブと、犯罪捜査ドラマ・ファンにとっては夢のような豪華脇役陣も楽しみです。

↓予告編

 

Animal Kingdom  放送開始日:6月14日

 

さてさて、最近の米テレビ界では「12モンキーズ」や「リーサル・ウェポン」など有名映画のドラマ化がちょっとしたトレンドですが、「クローザー」(‘05~’12)や「リゾーリ&アイルズ」(‘10~)でお馴染みのケーブル局TNTで始まる本作は、アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞で助演女優賞(ジャッキー・ウィーヴァー)候補にもなったオーストラリア映画「アニマル・キングダム」(’12)のドラマ化となります。

 

主人公は17歳の高校生ジョシュア。唯一の肉親である母親がドラッグで死んだことから、ジョシュアは疎遠だった祖母ジャニーンのもとへ引き取られるのですけど、このジャニーンと息子たち(ジョシュアにとっては叔父たち)というのが、実は強盗から麻薬密売までなんでもござれの極悪犯罪ファミリーだった…というお話です。

 

映画版を手がけたデヴィッド・ミショッド監督と製作者リズ・ワッツの2人が、今回のドラマ版では製作総指揮として参加。クリエイターとして脚本も手掛けるジョナサン・リスコは、同じTNTで放送された警察ドラマ「サウスランド」(‘09~’13)にも関わっていました。

 

ジョシュア役にはイギリス出身の若手フィン・コール。映画版でジャッキー・ウィーヴァーが演じた祖母ジャニーン役には、アル・パチーノと共演した「シー・オブ・ラブ」(’89)やミッキー・ロークと共演した「ジョニー・ハンサム」(’89)などで一世を風靡した女優エレン・バーキン。60代に突入しても相変わらずセクシーでヤサグレ感満載な彼女のこと、映画版とは全く違ったタイプの熟女ビッチを演じてくれそうです。また、「フェリシティの青春」(‘98~02)の爽やかなベン役も懐かしいスコット・スピードマンが、極悪兄弟の中心人物バズ役を演じているというのも意外なキャスティング。予告編を見ると結構ハードボイルドな作品に仕上がっているようですね。

↓予告編

 

Uncle Buck  放送開始日:6月14日

 

そしてこちらも有名映画のドラマ化。今は亡き人気コメディアン、ジョン・キャンディが主演した故ジョン・ヒューズ監督のファミリー・コメディ「おじさんに気をつけろ!」(’89)が元ネタです。

 

主人公は陽気で気ままな中年男バック。無職で住む場所がなくなって困っていたところ、ちょうど子守役のナニーに辞められて困っている弟夫婦のもとへ転がり込むことに。やんちゃ盛りの甥っ子や姪っ子の面倒を見ることになるのだが…という基本プロットは映画版とほぼ同じですね。ただし、登場人物の人種設定が白人から黒人へと変更。まあ、時代の流れなんでしょうけれど、例えば同じように白人から黒人へと人種を変えた「刑事コジャック」のリメイク版が大コケしたように、元ネタのイメージを大きく変えるというのはリスクが高いようにも思うんですよね…。

 

ちなみに、主演は「ハングオーバー!」シリーズにも顔を出している人気スタンダップ・コメディアンのマイク・エップス。「ビッグママ・ハウス」シリーズの女優ニア・ロングが弟の嫁を演じています。全米での放送はディズニー系列のネットワーク局ABCですが、制作元は映画版と同じユニバーサル。はてさて、リメイクが吉と出るのか凶と出るのか…?

↓予告編

 

ということで、残りの7本は後編へと続きます!

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なかざわ ひでゆき

'21年でキャリア30年目を迎えた映画&海外ドラマ・ライター。旧ソ連モスクワ育ち。日...

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あゆみん

2021/03/02 15:38

見るべき!!!

4

「マンダロリアン」

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