こんにちは!
ロンドンより川合亮平です。
イギリスに来ると基本、居候の身なので、
料理を含む家事を自分でする必要がないので、
その分、TVを観る時間が増えます。
イギリスのTVは面白いので、こちらにいるうちは、
はりきってレビューしていこうと思ってます。
良ければ(良くなくても)つきあってね。
さて、今回ご紹介するのは、トランスジェンダーをテーマに扱った、
ハートウォーミングなラブコメ。
テーマは、
Keep an open mind(心をオープンにして)
Be a good listener(良き聞き手になろう)
Accept people fro who they are(人のあるがままの姿を受け入れよう)
です。
TVドラマの新しい夜明け、とも称される意欲作、
「Boy meets Girl」。
【概要】
BBC2にて、現在、シーズン2(全6エピソード)が放送中。2015年の秋にエピソード1(全6エピソード)が放送され、
スマッシュヒットを飛ばしたシットコム作品「Boy meet Girl」。
【背景】
BBCのコメディードラマとして初めてトランスジェンダーのトピックを主として扱い、
同時に、初めてトランスジェンダーの俳優を起用(主演)したシットコム、という初めてづくしの作品。
主演のレベッカ・ルートはトランスジェンダー女優で、劇中でもトランスジェンダーの女性を演じている。
26歳のLeoレオ(Harry Hepple ハリー・ヘップル)と、40歳のJudyジュディー(Rebecca Root レベッカ・ルート)の恋模様を軸に、トランスジェンダーというテーマを軸に、彼らの日常をポジティブに、爽やかに描いたラブコメ。
シーズン1は、恋に落ちた2人が出会ってからの恋の発展を“あるある”シチュエーションを辿りながら、物語は進んで行く。
シーズン2は、また新たな展開が繰り広げられる。
【登場人物紹介】
Leoレオ(Harry Hepple ハリー・ヘップル)
ニューカッスル出身のあんまりさえない男性。親と同居中で仕事もない。
しかし、ひとつだけツイている事は、運命の人のジュディーと出会えた事。
Judyジュディー(Rebecca Root レベッカ・ルート)
頼りがいのあるトランスジェンダーの女性。午前4時でも、彼女に電話すれば助けにかけつけてくれる。
レオと出会い、ラブストーリーが始まる。
【見所】
トランスジェンダーはあくまでこのドラマの1つの要素で、基本的には上質のラブコメです。
ほっこり系のキャラクター達がハートウォーミングな日常を繰り広げる、
見ていてホッとする作品。
英国のコメディ作品としては珍しく(?)、穏やかで、あくまで正攻法のストーリー展開、
繊細な心情が描かれ、ほろっとくるシーンもちりばめられています。
主演のレベッカ・ルートは、このドラマはトランスジェンダーのコミュニティを社会に対してオープンにしてくれる素晴らしい作品だと語っていますが、そういう意味で、製作者や出演者の情熱が伝わってくる志の高い作品だといえます。
レベッカはインタビューで「なんで、2015年にもなるまでこんな作品がなかったんだ!」とちょっと皮肉を込めて語った後、
「まあ、でも、遅くても、始まらないよりはまし」と、この作品がより多様性を持った社会の実現に重要な役割を果たす旨を
話しています。
僕自身、トランスジェンダーコミュニティにはこれまで縁がなかったのですが、
このドラマを通じて、その世界の一部を知る事ができて嬉しく思っています。
”知る”事は、心をオープンにしてくれる気がするから。
ちなみに、トランスジェンダーは、英語でLGBTという単語で総称されることもあります。
LGBTは、“性的少数者”という意味で、それぞれの頭文字が、Lesbian、Gay、BisexualそしてTransgender。
世界でも最大規模のLGBTフェスティバルとして知られるロンドンの”Pride in London”は毎年大盛り上がりを見せるようです。
(ぼくは行ったことないけど・・・)
川合亮平でした!
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