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美人メイドが主人と愛人を惨殺…話題のドラマを主演女優が語る

話題のドラマ「またの名をグレイス」について語るサラ・ガドン

 映画『ドラキュラZERO』のサラ・ガドンが、Netflixオリジナルドラマのミニシリーズ「またの名をグレイス」について、11月15日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで語った。

 本作は、1843年にカナダで実際に起こった殺人事件を題材に、犯人とされた当時16歳の美貌のメイド、グレイス・マークス(サラ・ガドン)の人生を追ったドラマ。事件から15年後、終身刑を言い渡されたグレイスが精神面で情状酌量の余地があるかを調べるため、精神医学者サイモンがインタビューしたことで、グレイスが過去を回想していく。マーガレット・アトウッドの原作をサラ・ポーリーが製作・脚色を担当し、『アメリカン・サイコ』のメアリー・ハロンが監督を務めた。また、サイモンが師と仰ぐヴァーリンジャー役にデヴィッド・クローネンバーグ監督が俳優として挑戦している。

 出演経緯についてサラ・ガドンは、「サラ(・ポーリー)がマーガレットの原作を脚色している話を聞いて、彼女の脚本を読む前にその作品に関わりたいと思ったの。子供の頃から彼女が出演していたテレビシリーズを観ていて、クールな独立系映画の女優への変貌、脚本家や監督への躍進と、キャリアをずっと追ってきたのよ。そんな彼女といつか一緒に仕事をしたいと心底思っていたの」と語る。まさしく念願がかなったのだが、打ち合わせの段階で、サラ・ポーリーに「(今作は)大好きな文学の一つで、わたしの(キャリアにおいて)クリエイティブ面での大きな糧となった作品なの。17歳の時に、この作品の映画化の権利を手に入れようとしたことがあったくらいよ」と言われ、グレイスを演じる人物がどれだけ特別で、どれだけ重要な作品であるか理解したサラ・ガドンは、オーディション前から多大なプレッシャーを感じてしまったそうだ。

 監督経験者のサラ・ポーリーが、そんな思い入れのある作品の監督をハロン監督に任せたわけだが、現場での二人の役割についてサラ・ガドンは、「メアリーと撮影で多くの時間を共にして、彼女が監督として素晴らしいと思ったのは、原作に記されている詩情と暴力をさまざまなレベルで(映画内に)表現できていたことね。シリーズ全体に、メアリーの(演出)要素が含まれているわ。一方、サラ(・ポーリー)は今作の脚本を全て書いていて、原作に忠実になるように心がけて脚本に集中していたと思うわ。だから、そんな二人がセットに居たことは本当に素晴らしかったのよ」と振り返った。

 クローネンバーグ監督との共演については、「ある日、サラ(・ポーリー)がセットでわたしに『クローネンバーグ監督にヴァーリンジャーを演じてほしいと思っているの。彼に(出演依頼の)E-mailを送れる?』と言ってきたの。わたしにとっても彼にとっても、とても面白い役柄だと思ったわ。だって、原作でも今作でもヴァーリンジャーは、グレイスの代弁者として描かれているの。そしてクローネンバーグ監督は、わたしのキャリア(監督とサラ・ガドンは3作タッグを組んでいる)においても代弁者だったのよ」と語り、クローネンバーグ監督への説得に一役買ったことを明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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