http://www.theonion.com/article/matt-damon-mans-warner-brothers-booth-college-camp-53909
http://www.theonion.com/article/matt-damon-mans-warner-brothers-booth-college-camp-53909
「オデッセイ」に続いて「ジェイソン・ボーン」の公開と、勢いに乗っている同氏ですが(ちなみに10月8日の今日が誕生日)、一方でこんな地味な活動にも携わっているとは、驚きではないでしょうか。しかも、サインを求めるファンすらいない、マイナーなイベントです。
…実は、これは全く架空の記事なのです。
「ジ・オニオン」は、米国では有名なパロディ・風刺新聞で、一言でいえば、毎日がエイプリルフールのノリで、面白系の創作記事を生み出しているサイトです(まれに、面白いからという理由で、本物の記事も載せるらしいですが)。
創刊は1988年で、当初は紙媒体でした。「オニオン」という紙名は、経営が思わしくないスタートアップ期に創業者は食事代にも困るありさまで、玉ねぎとパンばかり食べていたことに由来するそうです。
今では、この種のメディアとしては、第一人者的存在にまで成長しています。ただ、米国の外では無名に近いので、たまたま記事を見た他国のニュースメディアが真に受けて、「本物のニュース」として紹介するというハプニングが何度も起きています。
例えば、ショーン・ペンが、SeanPenn@gmail.comというメールアカウントを取得した無名の誰かさんに対して、「ワシントンポスト」の全面広告を通じて抗議したという内容の記事は、デンマークのTV局が本当のことだと信じこんで、事実として報道しました。
http://www.theonion.com/article/sean-penn-demands-to-know-what-asshole-took-seanpe-1877
他にも「人類の月面着陸はでっち上げ」とか「煙草を吸い過ぎるとゲイになる」といったトンデモ記事を、うのみにした外国メディアもいました。
「マット・デイモンが就活フェアに登場」の記事も、本当だと受け取るメディアが1つくらい出るかもしれませんね。
「ジ・オニオン」は、「動画」、「政治」、「スポーツ」、「ビジネス」、「エンタメ」、「科学技術」のカテゴリーに分けて、日々精力的な「報道活動」を行っています。大統領選挙戦が近づくと、政治がらみのパロディ・風刺記事の比重が高めとなって、われらが関心を持つエンタメ記事は少なくなります。それでも、上記のマット・デイモンネタをはじめとして良質(かどうか微妙ですが)の記事が、最近もアップされています。例えば、「大衆が既存の映画を評価してくれるまでは、新作を一切リリースしないと映画業界が宣告」とか、「スタートレック50周年」というタイトルで、なぜか「スターウォーズ」を持ち上げるといったものです。
(アクセス数よりけりですが、今後もたまに「ジ・オニオン」のエンタメ記事を紹介する予定です。)
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