©Universal Pictures
『ラブ・アクチュアリー』や『ブリジット・ジョーンズの日記』など、クリスマスという特別な季節のロンドンを舞台に描かれてきたとびきりロマンティックなラブストーリー。何度でも観たいそんなクリスマスムービーの新定番としておすすめしたいのが『ラスト・クリスマス』。“ロマコメ”としてだけではなく、どうやらジョージ・マイケル、ワム!の音楽映画として楽しみにしている方も多い様子。色々な切り口で楽しむことができる珍しいタイプのクリスマスムービーといえるかも。
©Universal Pictures
主人公はロンドンのクリスマスショップで働くケイト。エルフの格好をしてきらびやかな店内にいても仕事に身が入らず、生活も乱れがち。そんなある日、不思議な好青年トムが突然現れ、彼女の抱えるいくつもの問題を見抜いて、答えに導いてくれる。ケイトは彼にときめくけれど、ふたりの距離は一向に縮まらない。トムを捜し求めつつ自分の心の声に耳を傾けたケイトは、やがて彼の真実を知ることになる……という物語。
ケイトを演じるのはHBO®ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」でブレイクした英国女優エミリア・クラーク。『ターミネーター:新起動/ジェニシス』や『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』など熱狂的ファンをもつシリーズ作品のヒロインも務めてきた彼女は『世界一キライなあなたに』ぶりの本格恋愛映画への出演。眉毛もを使いこなす表情豊かな演技は愛嬌たっぷり。
©Universal Pictures
トムを演じるのはイギリス人の父とマレーシア人の母をもつヘンリー・ゴールディング。『クレイジー・リッチ!』で世界的な知名度が急上昇すると翌年にはアナ・ケンドリックとブレイク・ライブリー主演の『シンプル・フェイバー』に出演。ハリウッドでの活躍が目覚ましいアジア系俳優である彼にとって本作がワールドスケールの出演映画3作目となる。
©Universal Pictures
ケイト演じるクリスマスショップのオーナー“サンタ”を演じるのはミシェル・ヨー。ヘンリーとミシェルが揃うだけで『クレイジー・リッチ!』ファンにとってはたまらない。なみに本作は実際にロンドンで撮影が行われているが、人込みを避けるため深夜2時から撮影開始のやや過酷なロケだったそう。
本作は製作陣も非常に豪華。脚本は『いつか晴れた日』でアカデミー脚色賞を受賞し、女優としても『ハリー・ポッター』シリーズや『メン・イン・ブラック インターナショナル』などの出演で知られるエマ・トンプソン。彼女はエミリア演じるケイトの母役で本作に出演。緩急のすさまじい切り替えで観客の笑いと涙を誘う。
©Universal Pictures
監督は2016年に公開されたリメイク版『ゴーストバスターズ』や『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』、『シンプル・フェイバー』で知られるポール・フェイグ。『シンプル・フェイバー』に続いてヘンリーを起用したフェイグ監督。これまで名だたる女優の魅力を意外な方法で引き出し、コメディにも定評があるその手腕を本作でもいかんなく発揮。なぜ男性でここまで女性心理を掴むことができるのか、不思議になるほど。
コメントしてポイントGET!
海外ドラマの”名バディ”といえば?