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【新作ドラマ・レビュー】『ミステリーバス』~北欧ノルウェー発の“世にも奇妙な物語”

20年3月13日よりNetflixにて独占配信

 日本ではまだあまり馴染みのないノルウェー産のテレビ・シリーズ。この10年ほどで浸透した北欧ミステリーも、思い返せば大半がスウェーデン産とデンマーク産でした。そういえば、昔から映画の世界でも北欧はこの2ヶ国が産業として非常に盛んで、フィンランドは’60年代以降長いこと映画業界が低迷し、ノルウェーはさらに目立たない存在だったと言えるかもしれません。しかし、近年はアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『コン・ティキ』(’12)をはじめ、『ヒトラーに屈しなかった男』(’16)や『ウトヤ島、7月22日』(’18)などのノルウェー映画が日本でも話題に。疑似ドキュメンタリーのモンスター映画『トロール・ハンター』(’10)も世界的にヒットしましたよね。

 同様にテレビ界でも、近年はノルウェーの青春ドラマ『Skam(恥)』(’15~’17)がアメリカでリメイクされるほど話題になり、同国のテレビ史上で最大級の製作費を投じた政治サスペンス『Okkupert(占領)』(’15~’20)もヨーロッパ各国で放送されています。テレビ映画『私立探偵ヴァルグ』(’07~’12)シリーズも劇場公開されるほど評判に。また、Netflixでは1月に配信スタートした北欧神話ドラマ『ラグナロク』(デンマークとの合作)が高い評価を得ていますが、それに続くノルウェー発の新作ドラマが、この『ミステリーバス』となります。

 真夜中に出発する怪しげなバス。そこに乗り合わせた人々が体験する世にも奇妙な出来事を、毎回1話完結スタイルのショートストーリーとして描いていきます。クリエイターを務めているのは、ジョナ・ヒルとエマ・ストーンの主演でNetflixオリジナル・シリーズ『マニアック』(’18)としてリメイクされたドラマ『Maniac』(’15)の生みの親チェティル・インドレガルドと、ノルウェーのテレビ監督として活躍するアトレ・クヌッセンの2人。いずれのエピソードも、人間の常識やモラルなどが問われる不条理なプロット、ひねりを効かせた意外な展開、そしてシニカルかつブラックなオチで見る者を突き放すクライマックスが特徴。往年の名作ドラマ『ミステリー・ゾーン』や日本の『世にも奇妙な物語』を彷彿とさせます。全6話で各エピソード30分というコンパクト仕様なので、退屈しのぎに気軽な感覚で楽しめるのも嬉しいポイントです。

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次のページ : 第1話~第2話

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なかざわ ひでゆき

'21年でキャリア30年目を迎える映画&海外ドラマ・ライター。旧ソ連モスクワ育ち。日...

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