HOLLYWOOD, CA - MARCH 23: Peter M. Lenkov attends the Paley Center For Media's 2019 PaleyFest LA - "Hawaii Five-0", "MacGyver", And "Magnum P.I." held at the Dolby Theater on March 23, 2019 in Los Angeles, California. (Photo by JB Lacroix/Getty Images)
米CBSで放送されている人気ドラマ『HAWAII FIVE-0』や『私立探偵マグナム』、『MACGYVER/マクガイバー』といった作品を手掛けてきた名クリエイターとして有名なピーター・M・レンコフが、度重なる差別行為で解雇処分になったことが明らかになった。
レンコフは、『HAWAII FIVE-0』が放送された10年間、そして『MACGYVER/マクガイバー』のこれまでの4年間において、非人道的かつ虐待的な労働環境をもたらしていたとして解雇にいたったという。
レンコフはハワイでお気に入りの男性スタッフらと葉巻を吹かし、女性蔑視的な発言を繰り返し、男性優位な労働環境を作っていた。
さらに、男性俳優からの特別な要求にはすぐさま対応し、優遇するものの、女優からの要求には対応しなかったと伝えられている。
こういったクレームが3件ほど寄せられたということで、米CBSは処分を決定。
同局の広報担当者は以下のように声明を発表している。
「ピーター・M・レンコフは、『MACGYVER/マクガイバー』『私立探偵マグナム』を手掛けるエグゼクティブプロデューサーではなくなり、当スタジオは彼との契約を打ち切ることを決定した。
『マクガイバー』はモニカ・メイサーが、『私立探偵マグナム』はエリック・グッゲンハイムがショーランナーを引き継ぎます。彼らはすでにそれぞれのシリーズのエグゼクティブプロデューサーを務めております。
当スタジオは、全員が安心して尊重される現場環境を築き上げることに尽力しており、現在まで、すべての番組に人事プロダクションを割り当て、スタッフのトレーニングを拡大し、何事も報告しやすい環境を増やしてきました。
私たちは、セットで働くすべての人との信頼関係の構築に引き続きフォーカスしながら、こういった習慣を発展させ続けます。クレームはすべて真摯に受け止め、報告された内容はすべて調査します。ポリシーに違反し、弊社の価値観に見合わない証拠が明らかな事項には、すぐさま対応します」
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