★ＬＯＶＥ！『SUPERGIRL / スーパーガール』シーズン４　キャッチＵＰ！＃22

このタイトルは？『スーパーマンＶＩ：最強の敵』へのオマージュ

このエピソードの原題は　ＴＨＥ　ＱＵＥＳＴ　ＦＯＲ　ＰＥＡＣＥといいます。
“平和への探求”みたいな意味ですが、実はクリストファー・リーヴ出演の
スーパーマン映画４作目、『スーパーマンIV/最強の敵』の原題です。
この作品でレックス・ルーサーの甥レニーを演じていたのが、
『SUPERGIRL / スーパーガール』のレックス・ルーサー役のジョン・クライヤー！
つまりジョン・クライヤーに捧げるエピソードというわけです。
映画『スーパーマンIV/最強の敵』では、スーパーマンのクローンであるニュークリアマンが登場し、
彼が原子力発電所を動かすみたいなシーンがありますが、
本作ではスーパーガールのクローンともいうべきレッド・ドーターや
エイリアンが発電所のエネルギーにされかかりますね。このへんも映画へのオマージュでしょう。

すべてルーサーの陰謀だった、という鉄板のオチ

今回の『SUPERGIRL / スーパーガール』シーズン４はかなり社会派のドラマでした。
つまり地球に移民ないし難民としてやってきた宇宙人へのヘイトクライム問題が発生し社会が分断します。しかしながらこの社会の分断も実は悪のレックス・ルーサーが仕組んだ罠だったというわけです。もし“このルーサーの仕業”というオチがなかったら、結構救いのないドラマになっていたと思います。みなルーサーに騙されていただけで、アメリカ市民は本当はヘイト・クライムなんてするわけがない人たちだった、ということですから。
このへんがちょっと安直でもありますが、基本、人の善を信じるスーパーガールらしいドラマになっていると思います。