(C) Mammoth Screen Limited 2019・All Rights Reserved. Licensed by ITV Studios Ltd.
ロンドンで出世コースを邁進するマクドナルド警部は、数年間だけの赴任を命じられ、歴史遺産の残る地バースへとやってきます。
歴史的な建物が立ち並ぶこの街で彼女を待ち受けていたのは、
監視カメラのない犯罪現場(世界遺産だから)と、
上司からの圧力(地元の有力者との密な関係)。
ロンドンでのやり方が何一つ通用しないこの街でマクドナルド警部の相棒に選ばれたのは、なんと内勤を11年も続けていたドッズ巡査部長でした。
使い古されたメモ帳とよれよれのコート、そしてどこへ行くにも老眼鏡をおでこに載せたままのドッズ巡査部長に、イライラが止まらないマクドナルド警部…。
しかし!ぼんやりした外見に騙されることなかれ。
ひとたび捜査が始まれば、鋭い観察眼と膨大な事務仕事を何とも思わない忍耐力とで、事件解決の糸口を見事見つけ出すのです。
捜査能力をぐんぐん伸ばしていくドッズ巡査部長に、マクドナルド警部も次第に彼を認め相棒として信頼を置くように…。
(C) Mammoth Screen Limited 2019・All Rights Reserved. Licensed by ITV Studios Ltd.
まずこのドラマの魅力は何といっても、主人公二人があらゆる点で対局に位置していることです。
ロンドンという大都会で、強い上昇志向を持って勝ち残ってきたマクドナルド警部。
頭の回転も速ければ歩くのも速い。
「ついて来れないヤツは置いていく」という都会のスピーディなあり方を体現したような女性です。
対してドッズ巡査部長は、かなりマイペースです。
急かされようが、圧力を掛けられようが、全く意に介していません。
(なんと10年前から早期退職を勧告されているという衝撃の事実も!)
気になったことはとことん追求する性格で、警察の膨大なファイルや図書館の本の山に埋もれながら資料を探すことも厭いません。相棒であるハズのマクドナルド警部に何も言わず消えることも厭いません(笑)。
(C) Mammoth Screen Limited 2019・All Rights Reserved. Licensed by ITV Studios Ltd.
一見すると二人の能力差は歴然な気がしますが…ここはロンドンではなく、バースです。
不正を許さないマクドナルド警部の強い正義は、ここでは歓迎されません。
あまりに強く押しやれば、相手はガードを固め、コミュニティのよそ者である彼女を排斥しようとさえしてくるでしょう。
しかし、ドッズ巡査部長の無害な外見に警戒心を抱く者はほとんどいません。
多くの人は侮り、中には親切にアレコレ話してしまう、なんて人も…。
だからこそマクドナルド警部にはドッズ巡査部長が必要で、
ドッズ巡査部長を予算カットの荒波から守ってくれるのはマクドナルド警部なのです。
(C) Mammoth Screen Limited 2019・All Rights Reserved. Licensed by ITV Studios Ltd.
コメントしてポイントGET!
海外ドラマの”名バディ”といえば?