２０２０年のエミー賞とゴールデン・グローブ賞、受賞者を徹底比較！

毎年１月に開催されるゴールデン・グローブ賞は、その年の賞レースを占う大事なアワードと言われています。
しかし果たして、本当にそうなのか！？

２０２０年１月に開催された第７７回ゴールデン・グローブ賞と、２０２０年９月に開催されたばかりの第７２回エミー賞、その結果を徹底比較してみましょう。

THE 72ND EMMY® AWARDS - Hosted by Jimmy Kimmel, the "72nd Emmy® Awards" will broadcast SUNDAY, SEPT. 20 (8:00 p.m. EDT/6:00 p.m. MDT/5:00 p.m. PDT), on ABC. (ABC via Getty Images)JIMMY KIMMEL

対象とするのは、ドラマ部門、コメディ部門、リミテッドシリーズ・テレビムービー部門の３部門。
それぞれ、作品賞、主演男優賞、主演女優賞の３つの賞を比較してみます。

果たして、ゴールデン・グローブ賞に輝いた作品が、エミーでも評価されているのか。
あるいは、いずれかの賞でまったく評価されなかった・・・という作品もあるのか！？

シンクロ率は、記事の最後に発表いたします！

【ドラマ部門】を徹底比較！

これまでドラマ部門を席巻し続けた「ゲーム・オブ・スローンズ」の放送が終了し、世代交代に注目が集まった２０２０年。

先日開催されたエミー賞では、多くのノミネートを受けた「サクセッション」が作品賞などに輝き、新たな「王者」となりました！

THE 72ND EMMY® AWARDS - Hosted by Jimmy Kimmel, the "72nd Emmy® Awards" will broadcast SUNDAY, SEPT. 20 (8:00 p.m. EDT/6:00 p.m. MDT/5:00 p.m. PDT), on ABC. (ABC via Getty Images)JEREMY STRONG

「サクセッション」は、メディア王とその家族が繰り広げる、壮絶な“家族のケンカ”を描くドラマシリーズです。

舞台となるのが巨大なメディアグループなので、親子喧嘩で企業の買収が左右されたり、兄弟喧嘩で企業のトップが入れ替わったり。とにかくスケールが大きい！
しかし、登場人物たちの行動の背景にあるのは、「親に認めて欲しい」という、誰もが共感できるような想いだったりするのです。

ビジネスのスケール感と、ヒューマンドラマの切なさが、スタイリッシュに同居しています。

BEVERLY HILLS, CALIFORNIA - JANUARY 05: (L-R) Alan Ruck, Brian Cox, Nicholas Braun, Sarah Snook, and Jeremy Strong pose with the award for BEST TELEVISION SERIES - DRAMA for "Succession" during the 77th Annual Golden Globe Awards at The Beverly Hilton Hotel on January 05, 2020 in Beverly Hills, California. (Photo by Michael Kovac/Getty Images for Moët and Chandon)

「サクセッション」は、２０２０年のゴールデン・グローブ賞でも作品賞に輝いていました！

※以下より、ゴールデン・グローブを一部「ＧＧ」と表記いたします。

【ドラマ部門】の受賞を比較！

【GG】作品賞：「サクセッション」
⇒　【エミー】作品賞：「サクセッション」


【GG】主演男優賞：ブライアン・コックス　「サクセッション」
⇒【エミー】主演男優賞：ジェレミー・ストロング　「サクセッション」


【GG】主演女優賞：オリビア・コールマン　「ザ・クラウン」
⇒【エミー】主演女優賞：ゼンデイヤ　「ユーフォリア／EUPHORIA」

出典元：https://www.imdb.com/

THE 72ND EMMY® AWARDS - Hosted by Jimmy Kimmel, the "72nd Emmy® Awards" will broadcast SUNDAY, SEPT. 20 (8:00 p.m. EDT/6:00 p.m. MDT/5:00 p.m. PDT), on ABC. (ABC via Getty Images)ZENDAYA

※主演男優賞は、GG賞ではメディア王役のブライアン・コックスが、エミー賞では長男役のジェレミー・ストロングが受賞となりましたが、いずれも同作品から賞につながりました。

※主演女優賞は、それぞれ独自の路線で評価。SNS世代のティーンエイジャーたちの葛藤を描いた「ユーフォリア／EUPHORIA」で、主演のゼンデイヤが初ノミネート、初受賞です。