海外ドラマ『LOVE LIFE』で女性主人公の恋愛遍歴を見事に演じ切るアナ・ケンドリックという女優

その女優は彗星のごとく現れた。
そして、飛ぶ鳥を落とす勢いでスター街道を歩む。
アナ・ケンドリックという女優には、いつの間にか銀幕を彩るスター女優となっていた印象がある。
大ヒット映画の端役として有名になり、数年後にはアカデミー賞候補にも名を連ね、現在ではハリウッドで最も人気のある女優として引く手数多の存在となった。
その魅力は何と言っても、どこにでもいる等身大の女の子のような雰囲気と愛嬌のある演技であろう。
そんな彼女の魅力をとことん堪能できる最新海外ドラマが現在、スーパー！ドラマTVにて放送中だ。
ここでは、一人の女性の恋愛遍歴を辿っていく斬新なラブコメ・ドラマ『LOVE LIFE』の魅力を紹介すると共に、主演を務めるアナ・ケンドリックのこれまでの女優としてのキャリアも振り返ってみよう！

史上3番目の若さでトニー賞にノミネート！その実力に注目が集まる

アナ・ケンドリックは、1985年8月9日アメリカ・メイン州ポートランドで、歴史教師の父と会計士の母の間に生まれた。
彼女のキャリアは14歳の頃から始まっており、1998年にブロードウェイ・ミュージカル『High Society（原題）』で女優デビューを飾った。

同ミュージカルで魅せたアナのパフォーマンスは高く評価され、史上3番目の若さでトニー賞にノミネート。
若くして演劇関係者から熱視線を集めることになる。
2003年には『キャンプ』で映画デビューを飾り、着実にキャリアを積んでいくアナは、2008年に公開されたステファニー・メイヤー原作のヴァンパイア・ロマンス『トワイライト 初恋』でスターダムを駆け上がり始める。

『トワイライト 初恋』（2008）

https://www.nzherald.co.nz/entertainment/the-twilight-set-sounds-pretty-miserable-according-to-anna-kendricks-new-book/AWOVAOSB4RRRTV5UWAZHDMSU7Q/

ロバート・パティンソンやクリステン・スチュワートといった多くの人気若手俳優を輩出した大ヒット映画だが、実はアナも本作で有名になった女優の一人。
主人公ベラの同級生で、誰も手の届かない美青年エドワードのことや霧の街・フォークスに関する事実を教えてくれる、噂好きのジェシカ役を演じた。
シリーズ全5作品に出演してはいるが、物語が進むにつれて、顔を見せる程度のモブキャラとなってしまった印象だ。しかし、それでも1作目における存在感というのは抜群だった。
ここから彼女の才能が花開いたと言えるだろう。