
Happy Birthday!
本日お誕生日ミリアム・レオーネ
‘‘モダン・ホラーの帝王’’と称されるほどの卓越したストーリーテリングで読者を恐怖のどん底へと突き落とすスティーヴン・キングと斬新なアイデアと演出でホラー映画界に新風を巻き起こした奇才デヴィッド・クローネンバーグがタッグを組み映像化されたということもあって、実におどろおどろしいタッチが魅力的に映る一本である。
『デッドゾーン』(1983)
https://www.imdb.com/title/tt0085407/mediaviewer/rm524209152?ref_=ttmi_mi_all_sf_18
作品全体に霧がかかったような寂しげな空気が漂い、一介の教師が恋人と時間を共にする微笑ましいデート現場が映し出されたかと思いきや、物語は突如不穏な雰囲気を帯び始める。
5年間の昏睡を経て超能力を手にしたジョニーは、自らの力に戸惑いを覚える。
現実と虚構の境界線がハッキリしない描写の数々は、まるでジョニーの心情を表しているかのようであり、観る者はジョニーに容易に感情移入できることだろう。
また、全体を通して非常にテンポよくストーリーが展開されていき、前述の海外ドラマ版よりも見やすく仕上がっているのも確かである。
『デッドゾーン』(1983)
https://www.imdb.com/title/tt0085407/mediaviewer/rm1665059840?ref_=ttmi_mi_all_sf_9
しかしながら、そのテンポの良さが難点になってしまっているのも否めず、ようやく本題に突入したと思った矢先に、ストーリーは怒涛の展開を見せ、あっという間に終幕となってしまう。
ジョニーが超能力を授かり、保安官に協力、そこからもう一つ事故を防いで、ようやく物語のもう一人の主人公であるグレッグ・スティルソンが現れて・・・といった構成のため、それぞれの出来事はテンポよく解決されていくのだが、海外ドラマにして全6シーズンもあったストーリーを2時間弱の映画にするのだから当然と言えば当然ではあるが、やや終盤におけるストーリー展開はついていくのが難しいかもしれない。
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海外ドラマの”名バディ”といえば?