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『プロミス・シンデレラ』第6話、成吾の嫉妬を映し出す岩田剛典の“鬼面”の表情に驚く

■壱成と成吾、それぞれの人間関係

(C)TBS

10年前、早梅(二階堂ふみ)と成吾(岩田剛典)の初恋の記憶がドラマの中心となった第5話から転じて、6話の話題の中心は家を出てしまった壱成(眞栄田郷敦)の孤独だ。自分の本音をうまく伝えられないのは早梅も同じで、旅館まで面会を求めてきた元夫の正弘(井之脇海)との夫婦生活が破綻した原因だった。もう二度と大切な人間関係で同じような後悔をしたくないと強く思った早梅は、家出した壱成を見つけ出そうとする。行く当てもない壱成は距離を置いていた同級生たちの薄情さを叱責し、とうとう一人になってしまう。彼はすべての原因が自分にあり、そんな自分の性格が嫌でたまらない。そんな壱成に早梅はしつこく、粘り強く人間同士の関係性について教え諭そうとする。うるさそうに撥ね付ける壱成。それでも根気づよいのが草の根シンデレラの早梅だ。二人の関係性から見えてくるのは、当たり前のことだけれど、本音を伝え合うことの大切さだった。

人間関係すら「コスパ」で計られてしまうのが今の時代だ。それほど合理的に考えるなら、常に相互のズレの連続であるコミュニケーションは非合理的なものでしかなく、無駄同然だ。しかしそれでも人が誰かとコミュニケーションを取ろうとするのは、合理的な思考を超えた先にある人間同士の泥臭い繋がりに憧れがあるからではないだろうか。壱成が自分の金目当てだと言って大切な友人たちや煩わしいと思いながらどこか心惹かれる早梅との関係を一思いに切り捨てしまうことも出来るのにそうしなかったのは、孤独になることが恐いというよりも、早梅との出逢いによってその先にある本当の人間関係に価値を見出したからだ。だからこそ、最初から関係性をやり直すために詫びの一言を口にする場面は感動的であった。それは、言葉によって初めてお互いに理解を得たからで、あの抱擁は相互理解の証だったように思う。

ある意味で、早梅にとって成吾は10年前の河川敷の美しい記憶のまま、永遠の王子様であり続けている。毎日のようにぶつかり合う壱成とは違い、成吾との間でそうしたお互いのイメージを壊してでも泥臭い人間同士の対話を繰り広げようとは思わないのが早梅の本心だろう。早梅は成吾に対してはどうしても本音を言えないところがある。それに対して成吾はいつも「よかった」とだけ口にするのだが、そう言って微笑む姿には、どことなく諦めがある。早梅に王子様であることをプロミス(約束)した成吾はなぜこんなにもの哀しいのだろうか。

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加賀谷健

プロデュース業、時々映画ライター。BANGER!!!、リアルサウンド映画部、FILMAGA、他メ...

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2021/11/22 01:38

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シンちゃん

2021/11/13 14:53

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