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約22キロ増量!『セッション』マイルズ・テラー、事故後にチャンピオンになったボクサー役

奇跡のカムバックを果たしたボクサーを演じたマイルズ・テラー

 映画『セッション』で注目を浴びたマイルズ・テラーが、新作『ブリード・フォー・ディス(原題) / Bleed For This』について、11月8日(現地時間)ニューヨークのAOL開催のイベントで語った。

 本作は、WBA世界スーパーウェルター級王者ビニー・パジェンサ(マイルズ)が、首を骨折する壮絶な事故に遭い、医者に歩行すら困難と診断されたものの、筋力トレーニングを始め奇跡のカムバックを果たした姿を描いたもの。映画『マネー・ゲーム』のベン・ヤンガーがメガホンを取った。

 本作で、ビニーのボクサーとしての肉体と交通事故後の彼の肉体を演じたことについて「それまで僕がエージェントから渡された脚本のキャラクターは、僕の年齢よりも若いものばかりで、本作のような筋骨隆々で、テストステロン(男性ホルモンの一種)に溢れた男らしい役柄ではなかった。もし、本作が大スタジオ映画として手がけられていたら、おそらく僕はその主役候補10人にも入らなかっただろう。だがヤンガー監督は僕に会ってからこの役を依頼してくれて、その時は何かを勝ち取った気がした。出演が決定してから本作を演じるまで、2本の作品に関わらなければいけなかったが、その間に栄養士やトレイナーを付けてジムに通い、減量して19%だった体脂肪を6%にした。けれども、事故後にビニーの体重が増えたため、今度は50ポンド(約22.6kg)増やしたんだ」と明かした。

 ビニーについて「彼は自分がサインした自身の下着をつけた写真を僕に送ってくれた。そこには、『(物を)大きく見せたいならば、バナナを下着に入れろ、俺の評判を下げるな!』と書いてあった。本作で初めて実在の人物を演じた僕は、何十時間にもわたり彼のインタビューを観て、ビニーという人物を自分の体に浸透させていた。そんな時に実際のビニーに会った。彼は『(当時の事故後に)もしリングで戦えないのならば、歩けなくなる方がまだマシだ』と思っていたそうだ」と語った。

 拳闘シーンについて「ヤンガー監督は本作のために(ボクシング映画『ザ・ファイター』を手がけた)デヴィッド・O・ラッセルと話をした。デヴィッドから、3日間は拳闘シーンのために用意すべきだと言われたらしい。ロードアイランド州のプロビデンスで撮影されたそのシーンの観客は全部で8,000人いたが、予算がなかったためにほぼ出演料ゼロで参加してもらった。そこでは二つのカメラが用意され、僕が対戦した相手はみんな実際のボクサーだった」と語った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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