新作ドラマについて語ったリー・ダニエルズ

 映画『プレシャス』やテレビドラマ「Empire 成功の代償」の監督&製作を手掛けるリー・ダニエルズが、新作のテレビドラマ「スター(原題) / Star」について、昨年12月12日(現地時間)ニューヨークのAOL開催のイベントで語った。

 音楽業界の成功を夢見た若い3人のR&Bガールズグループが、アトランタの美容室経営者カルロッタ(クイーン・ラティファ)やタレントマネージャーのジャヒル(ベンジャミン・ブラット)の協力を得て、音楽業界の厳しさを学びながら成長する過程を描いたドラマ。リーは、テレビドラマ「メンタリスト」の脚本家トム・ドナギーと共同クリエイターを務めた。

 同ドラマのコンセプトは、「企画倒れに終わった、クイーン・ラティファとのミュージカル版『パリ、夜は眠らない』と作家ジャクリーン・スーザンの小説『人形の谷』のテレビシリーズ化」にあるとのこと。さらに「僕が16歳のときに母の車エルドラド(キャデラック)を盗んで、フィラデルフィアからアナハイムまで舞台版『ドリームガールズ』を観に行って、自分の身体がゾクゾクした経験があった。それまで黒人がこれほど輝いているのを見たことがなくて、あの舞台が僕の人生を変えてくれた」と明かした。

 ベンジャミンが演じるジャヒルは、リーのタレントエージェント時代がベースだそうだ。「当時僕は、マイケル・シャノン、ロレッタ・デヴァインなど多くの俳優をマネージングしていた。僕は映画学校に通わず、ハリウッドに来たときも7ドルしか持たず、教会の後ろに住みながら舞台監督を始めた。その後、独り舞台のタレントをマネージングしていた。ベンジャミンは、そんな自分を愛せず、ドラッグ依存していた当時の僕を演じる」。

 「Empire 成功の代償」との比較について「最初から3人の女子R&Bグループの設定は決まっていて、いかに(ヒップホップ業界を描いた)『Empire 成功の代償』とは異なる内容を描くか悩んだ。それが理由で斬新なストーリー構成、スタイルやトーンなどの製作アプローチを変えた。『Empire 成功の代償』とは昼と夜くらいの違いがある。それは、リア王とテレビシリーズ『ダイナスティー』を交錯させたものを『Empire 成功の代償』とするならば、今作はノーマン・リアのテレビシリーズ『グッド・タイムズ(原題)/ Good Times』(1970年代のコメディードラマ)と言えるほど違う」と説明した。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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