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本日お誕生日ケヴィン・コナリー
NEW YORK, NY - FEBRUARY 16: Sarah Jessica Parker attends the opening night party for the New Group Production of Wallace Shawn's 'Evening at the Talk House' at Green Fig Urban Eatery on February 16, 2017 in New York City. (Photo by Walter McBride/Getty Images)
ついにサラ・ジェシカ・パーカーがドラマに復帰。しかも、制作は『SATC』と同じくHBO局で彼女が再びプロデューサーを務める。…となれば、今回のテーマが“離婚”と知ったときも、『SATC』の延長線上にあるような美魔女恋愛ドラマに違いないと思っていました。
ところがどっこい『ディボース』の中身は、ブラックコメディ風味のイタい離婚劇なのです。
サラの役どころは、ニューヨーク郊外在住。結婚10数年、仕事をしながら反抗期の娘と息子をそだてるフランシス。夢は自分のギャラリーを持つことだけど、夫との変わり映えしない生活のなかで、不倫に足を突っ込み中。
そんなとき友人のある事件に刺激され、「今が自分の人生を変えるラストチャンス」と、いきなり夫に離婚を切り出すも、不倫がバレて、逆に三下り半を突きつけられるというイタすぎる展開に….。
フランシスは暴走&迷走キャラだし、夫も不倫相手も魅力的なキャラとはいい難いのですが、そこが痛々しいほどリアルで面白いのです。
そう、これは熟年女性版『Girls/ガールズ』といえそうです。2012年にレナ・ダナムが監督・脚本・主演を務め、HBO局で大注目を集めたこじらせ女子ドラマ。2013年にはゴールデン・グローブ賞で作品賞と女優賞を見事W受賞しました。
『SATC』と同様、NYに暮らす4人の女子が主役ながら、華やかでキラキラした世界で女子の本音をぶっちゃけた『SATC』とは違い、20代のリアルを追求して社会現象を巻き起こした作品です。
『SATC』から12年。結婚→出産→子育て後、世間的にはすっかり成長しているはずが、ジタバタもがく女性の姿を描いた『ディボース』は、アメリカではSNSで話題になることが多いそう。
日本ではこじらせ30代を描いた『東京タラレバ娘』、韓国では派遣社員の葛藤と奮闘を描いた『ミセン』が大話題となりましたが、キョーレツにしょっぱいドラマが共感を呼ぶ時代なのかもしれませんね。
※『DIVORCE/ディボース』(ワーナー・ブラザースホームエンターテインメント)は5月3日レンタル開始、セル同時発売。
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