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【女の幸せ探しvol.01】女性の人生には、幸せへの選択肢が多すぎる

あなたは今、幸せですか?

2017年2月頭、お腹の中に赤ちゃんがいることがわかった。わかった時はまだそれはそれは小さな小さな生命だった。私は旦那さんに言った「男の子がいいな」と。

約30年ほど前になるが、私が母親のお腹の中にいた時、母は「男の子ですよ」と告げられていたにも関わらず、私は女の子として生まれて来てみんなを驚かせた。医師曰く、逆は時々あるとのことだった。「付いているものが見えなくて女の子と診断された子が男の子だったというのはあるんです。確かに付いていたはずなんですけどね…」と言われたらしい。旦那さんにこの話をすると「だから男みたいやん、おまえ」と返されて、返す言葉がなかった。

女として生まれた私は、女としての人生を謳歌した。中学生の頃は人並みにぐれ、高校に入るとスカートを短くしてサッカー部のマネージャーになった。彼氏ができ、高校1年生の花火大会では夜中1時か2時頃に帰宅して、心配で家の外で待っていた親にひどく怒られて門限が作られた。門限を守ったのはせいぜい1ヶ月ほどで言うことを聞かない娘を諦めた親はもう何も言わなくなった。女子の親として、両親は心配だっただろう。

適齢期になんとか結婚したものの、結婚した1年後には「ちょっとアメリカに行ってくる」と1人で半年ほど海外に飛んだ。「結婚したらおとなしくなると思ったのに…旦那さんに申し訳ない」と母はつぶやいた。

「帰国したら専業主婦になる」と言っていたのに、しばらくするとまた仕事に戻り終電や会社泊を繰り返す私を見て、「結婚生活は?子供は?」と心配になったことだろう。

女子の親は、男子の親に比べて心配事が多いように思う。加えて、自身のことを振り返ると本当に心配と迷惑ばかりかけてきたように思う。一方、親の心配をよそに当の本人である私は、女としての幸せも楽しみも存分に味わって生きてきた。子供が同じような幸せを掴んでくれたなら、それはステキなことだろう。

それでも妊娠がわかった時、旦那さんに「男の子がいいな」と言うと理由を問われ、改めて考えてみると、私は「女の幸せへの正解」に自信がないのだと気がついた。

まだ30数年だが人生を振り返ってみて思うのは、私は常に「幸せになりたい」と願い、必死に「幸せへの道」を探してきた。勉強には精を出し、ダイエットも育乳にも美肌作りにも力を注ぎ、人との接し方、相手を楽しませるトークも研究し、仕事も手を抜くことなく向き合った。

結果、幸せへの選択肢が増えた。けれど一方で何が「幸せ」なのか、何が「正解」なのかがわからなくなることも多々あった。

そしてふと気づいた。女性の人生には幸せへの選択肢が多すぎる、と。

しかも選択肢は努力すればするだけ増えていく。「仕事も好きで頑張りたい」「趣味も大事」「お金も欲しい」「恋もしていたい」「安定も欲しい」、どの道を選んでも幸せになれそうで、選ぼうとすると選ばない道の幸せが輝いて見えてきて、もはや何を選ぶことが幸せなのかわからなくなってくる。

「結婚したら幸せだ」なんて自信を持って言える人が今の時代にどれだけいるだろう?それでも、娘を持つ親は「結婚しないの?」と言う。結婚したらしたで周りは「子供は早く産んだほうがいい」という。

私は仕事も好きだしやりがいもあるし、好きな仲間と飲みに行くのも大切な時間だし、旦那さんと過ごす2人の時間も貴重だ。子供の心配をしてくれるのはありがたいけれど、大きなお世話だとも何度も思った。

頑張れば頑張るほど、幸せへの選択肢が増え、何を選ぶべきかがわからなくなってくるのが女の人生のように感じた。私は今「幸せ」だと言えるけれども、辛い出来事も多々あったことを踏まえると同じ道のりを歩ませたいとは決して思わない。

結果私は、「女としての幸せな生き方」の正解がわからないから、女の子を育てる自信がないのだと気付いた。

では「男の子なら幸せにする自信があるのか?」と言われれば、もちろん男女で分けられるものではないだろう。ただ、旦那さんを見ていると、ある程度いけるんじゃないかと思えてくる。

旦那さんに「今幸せ?」と聞くと「まぁ…?」と疑問形で返されたので、「幸せだと思う時ってどんな時?」と聞いたら「そんなこと考えたこともない」と、即答された。加えて「"幸せかどうか"について考えて暮らしている男なんかいなくない?そんなの考えてるの女だけやろ」と言われ、「あぁ、これだ」と頷いた。

もちろん男女差ではなく個体差はある。けれど、比率的には、日常的に幸せについて「考えない男」「考える女」が多いのではないだろうか?

考える女である私にとって、男のこの「単純さ」はすごく居心地が良い。男ならいちいち「幸せとは?」について思い悩むことなく、あらゆるものに対してあっけらかんと笑って生きていくんだろうと思える。特に旦那さんを見ているとそう思える。だから私は「男の子を産みたい」と思った。

幸せが多様化するこの世の中に生命を送り込むことに対して、親として何ができるのかを考えた時、生み出す者として無責任ではいられないことはわかっている。でも、私は「幸せな人生の正解」を教えてあげられる人間ではない気もする。

ただ、この男のDNAを引き継ぐ者であれば、ましてそれが同じように男であるならば「辛いことは3歩歩けば忘れて、バカなTVを見て大笑いしながら生きていけるだろう」と思うことができる。そう考えると、私に宿ったこの小さな命の幸せについて、少し無責任になることを許されたように感じ、気持ちが軽くなる。
  
 

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Haruka

2017/05/29 10:14

とても共感・・・次回も楽しみにしています!

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