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シーズン4はどうなってるの?『SHERLOCK/シャーロック』ゲイティス&モファット独占インタビューで直撃! 後編

こんにちは、川合亮平です!

昨年の12月初旬、ロンドンでの独占インタビューの様子を独占掲載します。

『SHERLOCK/シャーロック』生みの親である、
マーク・ゲイティス氏とスティーヴン・モファット氏のインタビュー、
今回は後編です。

前編をまだチェックしていない方はコチラから!↓
【大ヒットの秘密はワイン会議?『SHERLOCK/シャーロック』製作の秘密が明らかに!ゲイティス&モファット独占インタビュー 前編】

SHERLOCKシャーロック 忌まわしき花嫁』の話から始まって、今回の後編は、
コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」の原作をいかに映像表現として活かしているのか?、
そして、シーズン4の製作状況などに話は及び、
ここでしか聞けない話がポンポン飛び出しています。

ところで、僕はインタビューをする時、いつもインタビュイーにお土産を買っていきます。

彼らへ持って行ったお土産の1つは、『バイリンガル版 SHERLOCK 死を呼ぶ暗号』。
僕が巻末のコラムと英語解説を書かせてもらっている事をさりげなくアピールしつつ、
インタビューへスムーズになだれ込んだのだ!
 

■【マーク・ゲイティス x スティーヴン・モファット 独占インタビュー】

川合:これまでのエピソードは全部素晴らしかったです。その意味で、今回の製作でプレッシャーはありましたか?

スティーヴン: 成功した後のプレッシャーは全然たいしたことないよ。失敗した後のプレッシャーが怖いんだよね。それは嫌というほど経験してるよ(笑)。成功した後のプレッシャーは大歓迎さ。すごく期待されていることは分かっているし、それが加熱しすぎると、期待を上回ることは出来なくなってしまうこともあるだろう、でも、それが何だっていうんだい?色んな人を巻き込んで、気の合う仲間と仕事すること自体が報酬だよ

川合:製作の為に、コナン・ドイルの原作はいつも持ち歩いているんですか?

スティーヴン: 読み返す事は何度もあるよ。パソコンに入れているから、読めるんだけど、でも、殆ど頭に入っているよ。

マーク: 読み返すと、いつも新たな発見があるのには驚かされるよね。全部分かったつもりだけど、ほんの些細な人物描写とかが本当に優れていることにハッとさせられるんだ。原作の作品の中には、必ずしも推理小説として完成度がそれほど高くないものもあるんだけど、その中でもキラリと光る描写が必ずあるんだよ。

スティーヴン: それと、シャーロック・ホームズというキャラクターがいかに詳細に描かれているかには脱帽だね。例えば、キミがこの前話していた短編がそうだよね。。。

マーク: そうそう、「花婿失踪事件」だね。ドイルの物語がこれほどまでに普遍性を持つ理由は、彼が日常的に向き合っている問題が、我々が今現在、向き合っている問題となんら変わりがないということだね。僕の仕事は、その問題をいかに映像として表現するか、ということだと思っている。ドイルは、フラッシュバック場面を使うのがとても好きだから、それも「シャーロック」の映像に反映させているよ,

スティーヴン:ドイルのシャーロックは、当時“ストランドマガジン”で連載されていたわけだけど、普通、連載小説というのは人気があって、読み継いでいく面白さがあるけど、途中から読むとストーリーが分からないという欠点も併せ持っている。その弱点を補う為に、コナン・ドイルは、「シャーロック・ホームズ」で連載の良さと読み切りの良さの両方をとったんだね。同じキャラクターが毎回連載で出てくるけど、同時に、毎回読み切りの面白さもある。その発想は、まさに今のTVドラマシリーズの発想と一緒だ。つまり、リーダーや視聴者は、どの回からでもその物語に入って楽しめる。そして、その為のフォーマットとよべる展開があって、ドイルのホームズ・シリーズでは、そのフォーマットを毎回物語の最初に導入しているよね。そのフォーマットとは、ワトソンがシャーロックに何らかの質問をして、それに見事に答えるシャーロックを見せる事で彼が非常に切れ者であることを見せる、そして、同時に圧倒されているワトソンのキャラクターも垣間見せる、それから、クライアントがやって来て、事件のフラッシュバックが起こって、2人はアドベンチャーに出る、というお決まりのパターンだね。そのフォーマットは我々の「シャーロック」にも使わせてもらっているよ。

マーク: それがテッパンのフォーマットだね。

スティーヴン:美しい流れだ。

マーク: ホントに素晴らしい。

川合:シリーズ4はどうなってますか?

マーク: 次の質問どうぞ(笑)

スティーヴン: 今、脚本を書いているよ。

マーク: 来年(2016年)撮影するよ。

スティーヴン: そんな約束しちゃダメだよ!(笑)

マーク: 脚本書いてるなんて言っちゃダメだよ!(笑)

(おわり)

©2015 Hartswood Films Ltd. A Hartswood Films production for BBC Wales co-produced by Masterpiece. Distributed by BBC Worldwide Ltd.


■原作を愛し、知り尽くす2人だからこそ作れる『SHERLOCK/シャーロック』の世界

20分ほどのインタビューだったのですが、話の節々から伝わってきた、2人の”シャーロック・ホームズ愛”がとにかくすごかったです!

ヒットさせてやろう、とか、これは受けるかも、といったような打算は一切なく、

とにかくシャーロック・ホームズが好きで好きでたまらない、天才クリエーターの2人が
「シャーロック・ホームズ」を肴にワイワイ盛り上がっているうちに、
必然的に生み出しちゃった作品、という感じがします。

”製作会議”っていうと、スーツをキチッと着て、真面目な顔して、
色んなクリエイティブテクニック使って・・・、みたいに考えがちだけど、

世界一のドラマの”製作会議”が、ワイン片手にガハハハ!って感じで笑いながら行われているとはね!

僕も少なからずクリエイティブな仕事をしてる身として、”まず自分を盛り上げる”事の重要性を痛感しました。

スティーヴンの「気の合う仲間と仕事すること自体が報酬だよ」というセリフがとっても印象に残ってます。

それこそ理想の働き方!

大切なインタビューを無事終えた安堵感と、天才のオーラを浴びた興奮とで、
落ち着いてるのか冴えてるのかよく分からない状態の頭で、
「こんな風に仕事できたら最高だな〜」としみじみ思い続けながらインタビューが行われたホテルを後にし、
チューブに乗り込んだのでした。

余韻まだ覚めやらぬ、2月末!(取材日は昨年12月上旬)

独占インタビューの前編をまだチェックしていない方はコチラです↓
【大ヒットの秘密はワイン会議?『SHERLOCK/シャーロック』製作の秘密が明らかに!ゲイティス&モファット独占インタビュー 前編】

川合亮平でした!

【ダ・ヴィンチが殺人事件の容疑者に…?】『レオナルド ~知られざる天才の肖像~ 』第1話レビュー

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川合亮平

通訳者・翻訳者。 東京在住 関西の人気テレビ番組で紹介され、累計1万部突破の...

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2021/08/28 19:42

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